内分泌疾患と体重変化:太る・痩せる理由とは

~ただの食べ過ぎ・痩せすぎではないかも?~


目次

はじめに:体重の変化、ホルモンが原因かもしれません

「最近急に太ってきた」「痩せてきたのに特に運動もしていない」――そんな経験はありませんか?
実はその体重変化、内分泌疾患というホルモンの病気が関係していることがあります。

はごろも内科小児科」では、糖尿病やホルモン異常などの内分泌疾患による体重変化にも対応しています。


内分泌疾患とは?

内分泌疾患とは、体の中でホルモンのバランスが崩れることで起きる病気です。
ホルモンは代謝・体温・体重・睡眠・血糖値など、私たちの体に大きく関わっています。


太る原因となる内分泌疾患

甲状腺機能低下症

  • 代謝が落ち、エネルギー消費が減る
  • むくみや体重増加、冷え、便秘が特徴
  • 女性に多く、更年期と重なることも

② クッシング症候群

  • 副腎ホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌
  • 顔やお腹に脂肪がつきやすく、筋力低下も
  • 糖尿病や高血圧を合併することも多い

③ インスリン抵抗性・2型糖尿病

  • インスリンが効きにくくなり、脂肪が蓄積しやすくなる
  • 食事を変えても体重が減らない場合は要注意

痩せる原因となる内分泌疾患

① バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

  • 代謝が上がりすぎて、食べても痩せてしまう
  • 動悸・汗・手のふるえ・イライラ感も特徴

② 副腎不全(アジソン病)

  • 全身のエネルギーが不足し、体重が減少
  • 倦怠感、食欲不振、低血圧、色素沈着が見られる

糖尿病(特に1型)

  • インスリンが出ないため、糖がエネルギーとして使えず痩せていく
  • 喉の渇き、多尿、疲れやすさが初期症状

体重変化に気づいたら、まずは検査を

血液検査とホルモンチェック

「体重がなかなか戻らない」「原因がわからない太り方・痩せ方をしている」
そんな時は、血液検査でホルモンのバランスや甲状腺、副腎の状態を確認しましょう。


立川市の内科「はごろも内科小児科」では

当院では、糖尿病や内分泌疾患による体重変化の原因を詳しく調べ、患者さんに合わせた治療を行っています。
内科専門医がわかりやすく丁寧にご説明しますので、安心してご相談ください。


まとめ

  • 太る・痩せる理由が、内分泌疾患にあることも
  • 糖尿病やホルモン異常が体重に影響
  • 原因不明の体重変化は、立川市の内科「はごろも内科小児科」へ
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この記事を書いた人

はごろも内科小児科
院長 田丸新一(Shinichi Tamaru)
医師、医学博士

2004年自治医科大学医学部医学科卒業。高知県県立中央病院、国保沖の島へき地診療所所長、本山町国保嶺北中央病院内科医長を経て、東京医科大学病院 糖尿病・代謝・内分泌内科助教。東京医科大学大学院医学研究科社会人大学院入学。東京大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科。二次性高血圧の機械学習モデルでの研究により医学博士取得。東京北医療センター糖尿病内科、山王病院 糖尿病内分泌代謝内科副部長、東京医科大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科助教を歴任。医学の研究も積極的に行ってきた。


日本内科学会 内科認定医、総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝内科専門医・指導医
日本肥満学会所属
東京都難病指定医、東京都小児慢性特定疾病指定医
厚生労働省臨床研修指導医講習修了
緩和ケア研修会終了

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