低血糖の症状とすぐできる対処法|糖尿病の方へ

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低血糖とは?日常生活で気をつけたい症状

低血糖とは、血糖値が正常範囲よりも低くなる状態のことを指します。特に糖尿病の治療中の方にとっては、日常的に起こりうる注意すべき現象です。

健康な方でも空腹や激しい運動のあとに起こることがありますが、糖尿病でインスリンや薬を使っている方は、特に注意が必要です。

低血糖の主な症状とは?

低血糖になると、次のような症状が現れます。

  • 手のふるえ
  • 冷や汗
  • 動悸(どうき)
  • 強い空腹感
  • 顔面蒼白
  • 集中力の低下やぼーっとする感覚
  • イライラや不安感
  • 意識障害(重症の場合)

このような症状に気づいたら、すぐに対応することが重要です。

すぐできる低血糖への対処法【自宅や外出先でもOK】

もし低血糖の症状が出たら、以下のような「すぐできる対処」を行いましょう。

【1】ブドウ糖を摂取する

ドラッグストアなどで購入できる「ブドウ糖タブレット」や「ブドウ糖ゼリー」は、吸収が早く即効性があります。常に携帯しておくと安心です。

【2】砂糖・ジュースで対応

ブドウ糖がない場合、以下のものでも代用可能です:

  • 砂糖(大さじ1杯程度)
  • オレンジジュースやコーラ(150~200ml)
  • 飴(糖分の多いもの)

※チョコレートや脂肪分の多い食品は吸収が遅いため、緊急時の対応には適しません。

【3】15分後に再チェック

対処後、15分ほどで症状が回復しない場合は、もう一度糖分を摂取し、それでも改善しなければ医療機関へご相談ください。

なぜ低血糖が起きるの?原因と予防法

糖尿病の治療薬の影響や食事量の不足、運動のしすぎ、飲酒などが主な原因です。

予防のために心がけたいこと

  • 食事を抜かない
  • 運動の前後に血糖値を確認する
  • 飲酒は控えめに
  • 処方された薬を正しく服用する

低血糖を繰り返す方へ|「はごろも内科小児科」にご相談を

低血糖は軽視できない症状です。繰り返すようなら、一度医師にご相談ください。
立川市にある「はごろも内科小児科」では、糖尿病を含む内科疾患に対して専門的な診療を行っております。低血糖の原因の見直しや、生活スタイルに合わせた対策をご提案します。


【まとめ】低血糖かな?と思ったらすぐ糖分を!

  • 主な症状は「ふるえ」「冷や汗」「意識もうろう」
  • 対処法は「ブドウ糖または甘い飲み物」
  • 予防には「食事・運動・薬のバランス管理」が大切
  • 気になる方は「立川市の内科・はごろも内科小児科」へ
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この記事を書いた人

はごろも内科小児科
院長 田丸新一(Shinichi Tamaru)
医師、医学博士

2004年自治医科大学医学部医学科卒業。高知県県立中央病院、国保沖の島へき地診療所所長、本山町国保嶺北中央病院内科医長を経て、東京医科大学病院 糖尿病・代謝・内分泌内科助教。東京医科大学大学院医学研究科社会人大学院入学。東京大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科。二次性高血圧の機械学習モデルでの研究により医学博士取得。東京北医療センター糖尿病内科、山王病院 糖尿病内分泌代謝内科副部長、東京医科大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科助教を歴任。医学の研究も積極的に行ってきた。


日本内科学会 内科認定医、総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝内科専門医・指導医
日本肥満学会所属
東京都難病指定医、東京都小児慢性特定疾病指定医
厚生労働省臨床研修指導医講習修了
緩和ケア研修会終了

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