甲状腺エコー検査ってどんな検査?

目次

はじめに:甲状腺の病気と検査の重要性

「最近、首が腫れている気がする」「健康診断でTSHが高かった」といった経験はありませんか?
そんなときに行われるのが「甲状腺エコー検査」です。特に糖尿病の患者さんでは、甲状腺の病気を併発することもあり、定期的なチェックが大切です。

本記事では、立川市の内科『はごろも内科小児科』が、甲状腺エコー検査についてわかりやすく解説します。


甲状腺とは?どんな働きをしているの?

甲状腺は首の前側、のどぼとけのすぐ下にある臓器で、体の代謝やエネルギーの調整に関わるホルモンを出しています。小さな臓器ですが、ホルモンのバランスが崩れるとさまざまな症状が出るため、早期の異常発見が重要です。


甲状腺エコー検査ってどんな検査?

超音波で甲状腺を「見る」検査です

甲状腺エコー検査(甲状腺超音波検査)は、専用の機器を使って甲状腺の状態を画像で確認する検査です。痛みはなく、放射線も使用しないため、安心して受けていただけます。

検査でわかること

  • 甲状腺の大きさ(腫れているかどうか)
  • 結節(しこり)の有無や形状
  • のう胞(水が溜まっているか)
  • 血流の状態(炎症の有無)など

どんな人が甲状腺エコー検査を受けた方がいいの?

以下のような方は検査をおすすめします:

  • 首にしこりや腫れがある
  • 健診で甲状腺が大きい・甲状腺ホルモンに異常を指摘された
  • 疲れやすい、寒がり、体重の変動がある
  • 糖尿病や自己免疫疾患を持っている
  • 家族に甲状腺の病気がある

甲状腺エコー検査の流れ

  1. 予約または当日受付(当院では予約優先制)
  2. 検査室で仰向けに寝てリラックス
  3. 首元にゼリーを塗り、超音波プローブで観察
  4. 所要時間は約5~10分程度
  5. 医師より結果説明を行います

よくある質問(Q&A)

Q. 痛みはありますか?
A. まったくありません。注射や採血のような処置はありません。

Q. 事前に準備することはありますか?
A. 特別な準備は不要です。食事も通常通りで構いません。

Q. 結果はすぐにわかりますか?
A. はい、基本的に当日中に医師が結果を説明します。


立川市で甲状腺エコー検査をご希望の方へ

『はごろも内科小児科』では、甲状腺疾患と糖尿病の専門医が常勤し、甲状腺エコー検査を行っています。気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。立川市を中心に、多摩地域の皆さまの健康をサポートしています。


まとめ:甲状腺エコー検査は早期発見のカギ!

甲状腺エコー検査ってどんな検査?」という疑問をお持ちだった方も、本記事でイメージが湧いたのではないでしょうか。症状がなくても、健診や糖尿病の通院の際に一度チェックしてみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

はごろも内科小児科【糖尿病 高血圧 内分泌 甲状腺 在宅医療】 
院長 田丸新一(Shinichi Tamaru)
医師、医学博士

立川市、国立市を中心とした地域医療を展開する、はごろも内科小児科院長。
2004年自治医科大学医学部医学科卒業。高知県県立中央病院、国保沖の島へき地診療所所長、本山町国保嶺北中央病院内科医長を経て、東京医科大学病院 糖尿病・代謝・内分泌内科助教。東京医科大学大学院医学研究科社会人大学院入学。東京大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科。二次性高血圧の機械学習モデルでの研究により医学博士取得。東京北医療センター糖尿病内科、山王病院 糖尿病内分泌代謝内科副部長、東京医科大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科助教を歴任。医学の研究も積極的に行ってきた。

日本内科学会 内科認定医、総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝内科専門医・指導医
日本肥満学会所属
東京都難病指定医、東京都小児慢性特定疾病指定医
厚生労働省臨床研修指導医講習修了
緩和ケア研修会終了

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