糖尿病・高血圧の食事の工夫|主食の量と減塩のポイント

糖尿病の食事では、食べる量と栄養のバランスを整えることが基本です。高血圧もある方は、塩分のとり過ぎにも気をつけましょう。一律に主食を抜くのではなく、体格、活動量、治療薬や腎機能に合う食事を考えます。

目次

糖尿病の食事は主食・主菜・副菜を基本に

  • 主食:ご飯、パン、麺など。毎食の量を把握し、大盛りや重ね食べを見直します。
  • 主菜:魚、肉、卵、大豆製品など。揚げ物ばかりにならないよう調理方法を変えます。
  • 副菜:野菜、きのこ、海藻など。味付けが濃いものや油の多いものに偏らないようにします。

玄米や雑穀米も炭水化物を含みます。「健康によい食品だから無制限に食べてよい」とは考えず、量を確認しましょう。必要なエネルギー量は一人ひとり異なります。

高血圧がある方の減塩のコツ

高血圧の食事療法では、一般に食塩相当量1日6g未満が目標になります。商品表示では100g当たりか1食当たりかを確認し、調味料も含めて考えます。

  • 麺類の汁は飲み干さず、汁物の量と回数を控える。
  • しょうゆやソースは直接かけず、小皿で少量使う。
  • 酢、レモン、香辛料、香味野菜で味に変化をつける。
  • 漬物、加工肉、練り製品などの重なりに気をつける。

血糖値が気になるときの飲み物・間食

飲み物は水や無糖のお茶を基本にすると、糖分のとり過ぎを防ぎやすくなります。果汁100%ジュースも糖質を含みます。間食は袋のまま食べず量を決め、食事全体のエネルギーに含めましょう。

食べる順番だけで血糖管理ができるわけではありません。欠食を避け、主食や間食の量、食べる時間も一緒に見直すことが大切です。

腎臓病や低血糖のリスクがある方へ

腎機能の状態によっては、たんぱく質、カリウム、水分などの調整が必要になります。野菜・果物やカリウム入り減塩調味料を一律に増やすことは避け、指示を確認してください。

インスリンや一部の糖尿病薬を使用中の方は、急な欠食や食事量の減少で低血糖を起こすことがあります。薬を使いながら食事を変えるときは、担当医に相談しましょう。

よくある質問

外食でも食事療法は続けられますか?

主食・主菜・副菜のそろった定食を選び、ご飯の量や調味料を調整する方法があります。栄養成分表示も参考にし、続けやすい工夫から始めましょう。

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この記事を書いた人

はごろも内科小児科【糖尿病 高血圧 内分泌 甲状腺 在宅医療】 
院長 田丸新一(Shinichi Tamaru)
医師、医学博士

立川市、国立市を中心とした地域医療を展開する、はごろも内科小児科院長。
2004年自治医科大学医学部医学科卒業。高知県県立中央病院、国保沖の島へき地診療所所長、本山町国保嶺北中央病院内科医長を経て、東京医科大学病院 糖尿病・代謝・内分泌内科助教。東京医科大学大学院医学研究科社会人大学院入学。東京大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科。二次性高血圧の機械学習モデルでの研究により医学博士取得。東京北医療センター糖尿病内科、山王病院 糖尿病内分泌代謝内科副部長、東京医科大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科助教を歴任。医学の研究も積極的に行ってきた。


日本内科学会 内科認定医、総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝内科専門医・指導医
日本肥満学会所属
東京都難病指定医、東京都小児慢性特定疾病指定医
厚生労働省臨床研修指導医講習修了
緩和ケア研修会終了

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