TSHが高いのに症状がない場合どう対応すべき?

健康診断で「TSHが高い」と言われると、「え? 甲状腺の病気?」「症状がないけど大丈夫?」と不安になる方は多いと思います。
この記事では、『TSHが高いのに症状がない場合どう対応すべき?』という疑問に、立川市・国立市・東大和市エリアで内科診療を行う はごろも内科小児科 が分かりやすくお答えします。
TSHって何?まずは基礎から知っておきましょう
TSH(甲状腺刺激ホルモン) は、脳下垂体から分泌され、
甲状腺に「ホルモンを作りなさい」と指示する役目を持っています。
- TSHが高い → 甲状腺ホルモンをもっと出すように“追い立てている”状態
- でもFT4(甲状腺ホルモン)が正常 → 症状が出ないことが多い
この状態は 「潜在性甲状腺機能低下症」 と呼ばれ、多くの方が無症状で気づきにくい点が特徴です。
なぜTSHだけ高くなる?よくある原因
● 甲状腺そのものの機能低下の初期
もっとも多いのは「橋本病(慢性甲状腺炎)」など、甲状腺の働きがゆっくり低下していく状態です。
● 一時的な変化
風邪・疲れ・体調不良などで一時的にTSHが高くなることもあります。
● 年齢による変化
高齢になると僅かにTSHが上がりやすいことが知られています。
TSHが高いのに症状がない場合の注意点
症状がないと軽く考えがちですが、実は以下の影響が出る可能性があります。
● コレステロール値が上がりやすい
TSH高値の背景に甲状腺機能の低下がある場合、LDL(悪玉コレステロール)や中性脂肪が上昇することがあります。
● 血糖値や体重に影響
甲状腺ホルモンが低めの状態では代謝が落ち、血糖値が上がりやすい・太りやすい といった傾向が出ることもあります。
実際に、血糖値やコレステロールの異常の裏に “ホルモンの影響” があちこともあり、糖尿病や脂質異常症の治療効果に影響するケースも知られています。
では症状がない場合、どう対応すべき?
① まずは「詳しい血液検査」を受ける
- TSH
- FT4
- 抗TPO抗体・抗Tg抗体(橋本病の有無を調べる)
これらを揃えると原因が見えやすくなります。
② 基準値からのズレが大きい場合は定期フォロー
TSHが軽度の上昇なら
3〜6か月ごとに再検査するのが一般的です。
放置するより、変化を見守ることが大切です。
③ 治療が必要になるケースもある
次のような場合は、症状がなくても治療を検討します。
- TSHが明らかに高い
- FT4が低下している
- 倦怠感・むくみ・寒がり・体重増加などの症状がある
- コレステロール値の改善が難しい
- 妊娠希望・妊娠中
特に妊娠希望の方は、甲状腺ホルモンが赤ちゃんの発育に関わるため早めの対応が必要です。
よくある質問(Q&A)
● Q1. 生活習慣でTSHは改善しますか?
直接改善はしませんが、体調が整うことで一時的なTSH上昇が落ち着くことはあります。
● Q2. 糖尿病や脂質異常と関係がありますか?
はい、糖尿病の血糖コントロールが悪いとTSHが上がることがあります。
また、潜在的な甲状腺機能低下はコレステロール上昇につながることもあります。
● Q3. このまま放っておくとどうなりますか?
約3〜5%の方は数年のうちに明らかな甲状腺機能低下症へ進行します。
定期フォローが大切です。
立川市・国立市・東大和市でTSH高値を指摘された方へ
はごろも内科小児科では、
- TSHが高いと言われた方
- 症状がなくて心配な方
- 血糖値やコレステロールの異常が続く方
- 糖尿病とホルモンの関係が気になる方
に対して、専門的な採血検査・丁寧な説明・継続フォローを行っています。
“症状がないから安心” ではなく、状態を正しく知ることが将来の健康につながります。
まとめ:TSH高値は「無症状でも要チェック」
- TSHが高い=甲状腺がフル回転しているサイン
- 症状がなくても原因精査が必要
- 場合によっては血糖・脂質にも影響
- 定期フォローで進行を防ぐことができる
立川市・国立市・東大和市で内科受診をご検討の方は、ぜひ はごろも内科小児科 にご相談ください。


