🌅院長コラム~年末年始の健康習慣の話~

こんにちは。はごろも内科小児科 院長の田丸です。年末が近づくと、何かと慌ただしくなりますね。
忘年会やイベントが続き、つい食べ過ぎたり夜更かししたり……。毎年のことながら「気づけば生活リズムが乱れていた」という声もよく耳にします。

私自身も例外ではなく、油断するとあっという間に不規則になる季節です。
そこで今回は、内科医師として、年末年始に無理なく続けている“小さな健康習慣”をご紹介します。


目次

🍵 1. 食べすぎ対策は「最初のひと皿」がポイント

年末年始はおいしいものが多く、どうしても摂取カロリーが増えがちです。
私が意識しているのは、
・最初に野菜かスープをひと皿とる
ということ。

これだけで血糖値の急上昇が抑えられ、食べ過ぎ防止にもつながります。
「満腹になりやすくなる」ので、結果的に食べる量をコントロールしやすくなります。


🚶 2. 運動は短時間でも“こまめに”

忙しい年末だからこそ、長い運動時間は取りにくいもの。
そこでおすすめは、
・10分だけ歩く
・階段を使う
・買い物ついでに一駅分歩く

この“短くこまめに”が意外と続きます。
実際、私も診療の合間の小さな移動だけで、意外と歩数が稼げています。


😌 3. 寝る前の「ひと呼吸習慣」

年末は気持ちも浮き足立ち、睡眠の質が落ちやすい時期。
おすすめは 寝る前の1〜2分だけの深呼吸

・鼻からゆっくり吸う
・少し長めに吐く

というだけでも、副交感神経が働き、眠りにつきやすくなります。
忙しい時ほど、心のメンテナンスは大切ですね。


🌅 4. “がんばらない”が一番の健康法

年末年始は、生活リズムが乱れるのが当たり前。
多少の食べ過ぎや夜更かしがあっても、深刻になる必要はありません。

大切なのは「完全に崩さない」こと。
小さな習慣を積み重ねるだけで、体調の波は大きく変わります。

皆さまも、どうか無理のないペースで、心と身体を整えながら過ごしてください。
あたたかい冬を迎えられますように。

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この記事を書いた人

はごろも内科小児科【糖尿病 高血圧 内分泌 甲状腺 在宅医療】 
院長 田丸新一(Shinichi Tamaru)
医師、医学博士

立川市、国立市を中心とした地域医療を展開する、はごろも内科小児科院長。
2004年自治医科大学医学部医学科卒業。高知県県立中央病院、国保沖の島へき地診療所所長、本山町国保嶺北中央病院内科医長を経て、東京医科大学病院 糖尿病・代謝・内分泌内科助教。東京医科大学大学院医学研究科社会人大学院入学。東京大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科。二次性高血圧の機械学習モデルでの研究により医学博士取得。東京北医療センター糖尿病内科、山王病院 糖尿病内分泌代謝内科副部長、東京医科大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科助教を歴任。医学の研究も積極的に行ってきた。


日本内科学会 内科認定医、総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝内科専門医・指導医
日本肥満学会所属
東京都難病指定医、東京都小児慢性特定疾病指定医
厚生労働省臨床研修指導医講習修了
緩和ケア研修会終了

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