インスリンは一度始めたらやめられないの?

「インスリンを始めましょう」と言われたとき、“インスリンは一度始めたらやめられないの?”と不安になる方はとても多いです。

立川市のはごろも内科小児科にも、立川市だけでなく国立市・国分寺市・武蔵村山市から多くのご相談があります。

結論からお伝えすると、必ずしも一生続けなければならないわけではありません。

この記事では、糖尿病治療におけるインスリンの役割を、わかりやすく医学的根拠に基づいて解説します。


目次

インスリン治療とは?まずは基本から

インスリンは、すい臓から分泌される「血糖値を下げるホルモン」です。

糖尿病では、

  • インスリンの分泌が不足する
  • インスリンの働きが弱くなる

という状態が起こります。

インスリン治療は、不足しているインスリンを体の外から補う治療です。


インスリンは一度始めたらやめられないの?

結論:ケースによります

「インスリンは一度始めたらやめられないの?」という疑問への答えは、糖尿病のタイプや状態によって異なります。


① 1型糖尿病の場合

1型糖尿病では、すい臓からインスリンがほとんど出なくなります。

👉 この場合は、インスリン治療は継続が必要です。


② 2型糖尿病の場合

多くの方が該当するのが2型糖尿病です。

2型糖尿病では、次のようなケースがあります。

一時的にインスリンを使うケース

  • 初診時の血糖値が非常に高い
  • HbA1cがかなり高い
  • 強い高血糖症状がある
  • 感染症や手術前後
  • 妊娠中

このような場合、
一時的にインスリンを使うことがあります。

血糖値が改善すれば、内服薬に戻せることもあります。


なぜ一時的にインスリンを使うの?

血糖値が高い状態が続くと、すい臓は疲れてしまいます。

これを「糖毒性(とうどくせい)」と呼びます。

一時的にインスリンを使って血糖値をしっかり下げることで、

  • すい臓の機能が回復する
  • 内服薬でコントロール可能になる

というケースも少なくありません。

つまり、
インスリン=最後の手段ではなく、膵臓を守るための治療なのです。


インスリンをやめられる可能性が高い人の特徴

以下のような場合は、将来的に減量・中止できる可能性があります。

  • 体重減少に成功した
  • 食事・運動療法を継続できている
  • 早期に治療を開始した
  • すい臓の機能が保たれている

ただし、自己判断で中止することは絶対に避けてください。
必ず内科で相談のうえ調整します。


インスリン治療が「一生続く」と言われる理由

以下の理由で「やめられない」と言われることがあります。

  • 糖尿病が進行している (インスリンの分泌が低下している)
  • 長年血糖コントロールが不十分だった

この場合は、安全のため継続が必要になります。

しかしそれは、
合併症を防ぐための前向きな治療です。


糖尿病で大切なのは“早めの治療”

糖尿病の合併症には、

  • 網膜症(失明の原因)
  • 腎症(透析の原因)
  • 神経障害(下肢切断の原因)
  • 心筋梗塞や脳梗塞

などがあります。

血糖コントロールを改善することで、これらのリスクを下げられます。

インスリンを早期に導入することで、将来的にやめられる可能性が高まることもあります。


立川市・国立市・国分寺市・武蔵村山市で糖尿病治療をご検討の方へ

はごろも内科小児科では、

  • 糖尿病の診断・検査
  • 内服薬治療
  • インスリン導入・調整
  • 生活習慣のアドバイス

まで総合的にサポートしています。

立川市を中心に、国立市・国分寺市・武蔵村山市からも通院しやすい内科として、地域の皆さまの健康を支えています。


まとめ|インスリンは必ずしも一生ではありません

「インスリンは一度始めたらやめられないの?」という疑問の答えは、必ずしも“はい”ではありません。

  • 2型糖尿病では一時的な使用もある
  • 早期治療で中止できる場合もある
  • 重要なのは合併症を防ぐこと

不安や疑問がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

立川市の内科として、地域(国立市・国分寺市・武蔵村山市)の皆さまに、わかりやすく安心できる糖尿病治療をご提供いたします。

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この記事を書いた人

はごろも内科小児科【糖尿病 高血圧 内分泌 甲状腺 在宅医療】 
院長 田丸新一(Shinichi Tamaru)
医師、医学博士

立川市、国立市を中心とした地域医療を展開する、はごろも内科小児科院長。
2004年自治医科大学医学部医学科卒業。高知県県立中央病院、国保沖の島へき地診療所所長、本山町国保嶺北中央病院内科医長を経て、東京医科大学病院 糖尿病・代謝・内分泌内科助教。東京医科大学大学院医学研究科社会人大学院入学。東京大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科。二次性高血圧の機械学習モデルでの研究により医学博士取得。東京北医療センター糖尿病内科、山王病院 糖尿病内分泌代謝内科副部長、東京医科大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科助教を歴任。医学の研究も積極的に行ってきた。


日本内科学会 内科認定医、総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝内科専門医・指導医
日本肥満学会所属
東京都難病指定医、東京都小児慢性特定疾病指定医
厚生労働省臨床研修指導医講習修了
緩和ケア研修会終了

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