訪問診療でできる検査の種類とは?

通院が難しい方にとって心強い「訪問診療」。
「自宅で本当に検査までできるの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。

この記事では、訪問診療でできる検査の種類について、立川市の内科「はごろも内科小児科」がわかりやすく解説します。
糖尿病をはじめとする慢性疾患をお持ちの方にも役立つ内容です。


目次

訪問診療とは?|自宅で受けられる医療サービス

訪問診療とは、通院が難しい患者さんのご自宅や施設に医師が定期的に訪問して診察を行う仕組みです。

当院では、内科専門医がご自宅まで伺い、診察・処方・検査・療養指導などを実施しています。
糖尿病や高血圧、認知症、寝たきりなどの方が主な対象です。


訪問診療でできる検査の種類

「訪問診療では限られたことしかできないのでは?」と思われがちですが、実際には多くの基本的な検査が可能です。

以下は主な検査の一覧です。

1. 血液検査

  • 貧血・炎症反応・腎機能・肝機能・電解質・HbA1cなど
  • 糖尿病や高脂血症、脱水のチェックにも活用されます
  • 採血後は院外検査機関に提出し、後日結果をお伝えします

2. 尿検査

  • 尿糖・尿タンパク・潜血・白血球などをチェック
  • 糖尿病や尿路感染症の診断に役立ちます

3. 血糖・SpO₂(酸素飽和度)・血圧測定

  • 糖尿病の患者さんには血糖値の変動管理が重要です
  • パルスオキシメーターで呼吸状態の把握も可能です

これらの検査は、どのように役立つの?

訪問診療での検査は、次のようなメリットがあります。

  • 通院しなくても定期的に健康状態を確認できる
  • 異常が早期に見つかれば、重症化を防げる
  • 糖尿病などの慢性疾患を、継続的かつ安全に管理できる
  • 緊急時の判断材料にもなる

患者さんの状態やニーズに応じて、検査内容は柔軟に対応可能です。


訪問診療でできない検査や処置はあるの?

訪問診療では難しい主な検査・処置

  • CT・MRI・レントゲンなどの高度画像検査
  • 内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)
  • 入院管理が必要な高度医療

必要があれば、当院から連携病院や検査機関をご紹介することも可能です。
ご自宅でもできる範囲を最大限に活用し、不足する部分は外部と連携して補います。


訪問診療は保険適用される?

訪問診療は、健康保険・介護保険の対象となる医療行為です。
月2回の定期訪問診療と、必要な検査・処方・処置が保険診療の枠組みで対応可能です。

費用の目安(1割負担の方の場合):

  • 月6,000円前後(定期訪問+検査含む)
  • 緊急時や夜間対応の際は、別途加算あり

立川市で訪問診療をご希望の方へ

当院「はごろも内科小児科」では、立川市および周辺地域で訪問診療を行っています。
糖尿病をはじめ、内分泌疾患・心不全・認知症・終末期ケアなど、幅広く対応可能です。

在宅医療に不安がある方、通院が難しくなってきた方は、お気軽にご相談ください。


まとめ|訪問診療でも、検査はここまでできる!

  • 訪問診療では、血液・尿・心電図・エコーなど多くの検査が可能
  • 糖尿病や慢性疾患の継続管理にも適している
  • 医療保険・介護保険が適用され、安心して利用できる
  • 通院が難しい方も、ご自宅で質の高い医療を受けられます

訪問診療でできる検査の種類」について詳しく知りたい方は、**立川市の内科「はごろも内科小児科」**までお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

はごろも内科小児科【糖尿病 高血圧 内分泌 甲状腺 在宅医療】 
院長 田丸新一(Shinichi Tamaru)
医師、医学博士

2004年自治医科大学医学部医学科卒業。高知県県立中央病院、国保沖の島へき地診療所所長、本山町国保嶺北中央病院内科医長を経て、東京医科大学病院 糖尿病・代謝・内分泌内科助教。東京医科大学大学院医学研究科社会人大学院入学。東京大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科。二次性高血圧の機械学習モデルでの研究により医学博士取得。東京北医療センター糖尿病内科、山王病院 糖尿病内分泌代謝内科副部長、東京医科大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科助教を歴任。医学の研究も積極的に行ってきた。立川市、国立市を中心とした地域医療を展開する、はごろもないか小児科院長に就任。


日本内科学会 内科認定医、総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝内科専門医・指導医
日本肥満学会所属
東京都難病指定医、東京都小児慢性特定疾病指定医
厚生労働省臨床研修指導医講習修了
緩和ケア研修会終了

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